美しい自然と歴史・文化・いで湯の郷を表現
日本遺産「出雲國たたら風土記」の構成文化財で有る安来節は、鉄などの荷を運び北陸など各地から訪れる船乗りが唄う民謡や船歌などの影響を受けて誕生しました。
全国との交流を広げ、「おもてなしの心」を大切にした人々が安来節を発展させ、その唄と踊りは日本の民謡界において発展に寄与しました。
そうした安来節に代表される伝統芸能の魅力を発信していく場所として、山陰唯一の桟敷席、本花道の有る施設が安来節演芸館です。
演芸場の多様性に期待される皆様に、非日常の時を過ごして頂ける場所として安来節だけに留まらず演芸館の雰囲気をそのままに、落語・神楽や能楽、映画館として持続性のある施設へと生まれ変わりました。
白鷺が全国で湯の湧き出ている場所を見つけたと言う物語が残されていますが、ここ安来市広瀬に有る温泉地「さぎの湯温泉」と有ります。そのお隣に「安来節演芸館」は有ります。
安来節演芸館の紋章(座紋)は白鷺の物語にあやかり、作りました。
演芸場を拠点にした地域の賑わいを誘って(いざなって)いただく願いを込めて、和楽器である三味線の弦と「飯梨川」のイメージを添えて座紋に用いました。丸い円は温泉をイメージしています。
和芸を創造していただくように、また街の賑わいと人々の幸せが続く願いを羽ばたく鳥を紋章として座紋に願いを込めました。
日本遺産
「出雲國たたら風土記」の構成要素である安来節
Japan Heritage: Yasugi-bushi, a component of the "Izumo-no-kuni Tatara Fudoki"
2005年 第12回公共建築賞 優秀賞
平成18年度優良木造施設 農林水産大臣賞